Wednesday, October 29, 2008

第13回勉強会 第2部 リタイアメントプラン

今回は、リタイアメントプランである403b(401k)について勉強しました。

1.403b(401k)とは何か。
2.どうやって投資するか。
3.もし日本に帰ることになったらどうするか。

について話し合いました。 またプロ研MLで出ていた話としては、アメリカ国外から来たポスドクは、加入して後で「これが噂の403b(401k)か」と気づくこともあるそうですので、十分注意してください。

参考文献
401k.com

過去の勉強会
1.第3回 (1)「研究者とその家族のためのパーソナル・ファイナンス講座」 リタイアメントプラン
2.「研究者とその家族のためのパーソナル・ファイナンス講座」リタイアメントプラン 続き

Tuesday, October 28, 2008

第13回勉強会 第1部 プレゼンテーションの仕方

今回はプレゼンテーションの仕方について勉強しました。

プレゼンテーションの骨格は次のようにするとわかりやすくなります。
1.Say what you are going to say 
2.Say it
3.Say what you said


プレゼンテーションの最初に内容の結論を話すかどうかについては意見が分かれました。
しかし、聞く側からすれば、結論を話さなくとも、タイトルのほかに少なくとも「今日は何をしゃべるか」を示したスライドがあるほうがいいかと思います。特に1時間のセミナーの場合は、どこへ連れて行かれるかわからないプレゼンテーションは聞く側にとっては苦痛です。

今回はTedの
Brian Greene: The universe on a string
を見ました。



他にプロ研MLで話題になったこと。
1.ふつうプレゼンの中で記憶に残るのは、ほんの数%である。 大事なことは何度でも言う。
科学者は自己陶酔している人が多すぎて、いかに自分の生データがすばらしいか、とばかりデータをこれでもかこれでもかと出してくるが、結局聴衆の頭に残る(残ればまだいいほう)のは最後の結論のスライドだけである。
できるだけ生データはださず、サマリー図のスライドを多用する。大事なことは大きな字で何回でも何回でも刷り込むこと。

大事なことは大きな字で何回でも何回でも刷り込むこと。

大事なことは大きな字で何回でも何回でも刷り込むこと。

そうすれば、聴衆は覚えてくれる。細かいデータは同じ分野の人でもおぼえてくれない。

2.場数を踏むこと。アメリカ人にとってもpublic speechは「死より怖いか、死の次ぐらい怖い」らしい。 数をこなすことによって、だんだん聴衆の前でのスピーチに慣れてくる。

3.原稿を読まないほうが好印象らしい。
ポスドクアプリケーションの時に手元の原稿を読んでプレゼンしたラボは見事に落とされた。それ以降、「自分の言葉」でプレゼンしたラボは全て高評価だった。

4.発表するテーマにおいては、発表者以上の専門家はいないのだから、自信を持つこと。

参考文献
・研究者のためのプロフェッショナル根性論 第9回 心に残るプレゼンテーション
・科学者の心構え Tell me a story

Thursday, October 9, 2008

第12回勉強会 報告 『将来の目標設定』

自分の夢や希望を叶えるために、仕事やプライベートにおける具体的な目標を設定することは大変重要です。現時点でそれらが叶うかどうかは未知数ですが、「たどり着けるのは自分が想像できるところまで」です。そして、目標を具体的に紙に書き出すことにより、それを実現するために今するべきことも具体的に見えてくるため、実際の行動にも結びつきます。

今回は参加者が自らの夢や希望をあらためて見つめ、実際に3年後、5年後、10年後、20年後などの将来の目標を設定し、紙に書き出しました。誰の人生においても、仕事とプライベートは密接に関係していますので、仕事面とプライベート面の双方を考慮にいれつつ、例えば「いつAssistant professorになりたい」とか、「いつR01(NIHのグラント)を取りたい」などといった目標を自分の人生設計に組み込みました。これが参加者の夢の実現可能性アップにつながることを期待しています。

参考文献
研究者のためのプロフェッショナル根性論 第6回 人生のプライオリティーを決める