Wednesday, September 26, 2007

アメリカでアカデミックで生き残っていくために役立つ情報

1.お勧め本やインターネット情報
a. Making the Right Moves: A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Faculty

b. A Ph.D. Is Not Enough: A Guide to Survival in Science
すばらしい本です。ジョブハンティングする時に読んで非常に有益でした。

c. Tomorrow's Professor: Preparing for Careers in Science and Engineering
これは偉大な本です。この本は400ページほどの厚めの本で、とてもcomprehensiveです。ジョブインタビューの中で、こちらの興味を示すためにいろいろ質問すべきだと言いましたが、どういう質問をすべきか(できるか)、CVの書き方等々、微に入り細に入り役立つアドバイスがあります。オファーレターはこういう風に書かれてくるので、その後にどういう交渉をすべきか(できるか)まで説明してくれるのは圧巻です。ジョブハンティングで、この本がなかったらと思うとぞっとします。

d. Writing Successful Science Proposal Andrew J Friedland and Carol L Folt

e. アット・ザ・ヘルム―自分のラボをもつ日のために キャシー バーカー
At the helm by Kathy Barker

f. Iserson's Getting into A residency 

g. 切磋琢磨するアメリカの科学者たち―米国アカデミアと競争的資金の申請・審査の全貌

h. 理系の経営学 宮田 秀明

i. アメリカ・カナダへの医療留学へのパスポート 財団法人 日米医学医療交流財団

j. Make your contacts count by Anne Baber

2.各大学にキャリアアップセミナーなどがあれば参加する。
CVの書き方、グラントの書き方などのセミナーが開催されます。

Saturday, September 22, 2007

第3回 (1)「研究者とその家族のためのパーソナル・ファイナンス講座」 リタイアメントプラン

・米国社会保障と日本国民年金
それぞれの制度の概要と、日米社会保障協定についてお話しました。社会保障は10年、国民年金は25年の加入期間が必要ですが、社会保障協定により、日米の加入期間を合算できるようになりました。

・リタイアメントプランの必要性
社会保障も年金も、将来、自分がどれだけ受給できるか分かりません。自分で拠出(お金を出す)するタイプのリタイアメントプランで老後の収入を確保する必要があります。

・リタイアメントプランの利点
税金の優遇措置と雇用主による拠出が利点です。拠出金や引き出し時にどのように優遇されるか、2つのタイプについて解説しました。また、雇用主の拠出の利点についても解説しました。

・転職、帰国の際にどうするか
転職の場合、リタイアメントプランは自分のものであり、移動が可能です。また、帰国する場合はいくつかの問題があり、日本では米国の非課税措置と関係なく課税される場合があります。

感想
リタイアメントプランは老後も自己責任で収入を確保するという考えに基づいています。今回の発表で、その基本的な考え方をご理解いただけたと思います。

参考リンク
目指せFI www.mezasefi.com
The Internal Revenue Service(米国内国歳入庁) www.irs.gov
About.com retireplan.about.com