Thursday, December 4, 2008

第14回勉強会 第2部 健康保険について

今回は健康保険会社のMember's benefitとPrimary Care Physician(PCP)について話しました。
PCPをまだ決めてないという方は、PCP決めて一度会っておきましょう。
PCPを決めてないと、ちょっとした病気でもemergency roomまで行かなくてはならず、しかもかなりねばらないと見てもらえないそうです。
そして、PCPを決めたと思っても、書類の問題かなにかで、実際その人が自分のPCPではなかったみたいな話もあります。
ですので、PCP決めてから予約を入れてください。

アメリカの医療は予防医学なので、健康なときに行っても全然問題ないです。体重や身長測られたり、血圧測られたり、血液検査でコレステロール値を計ったり、女性特有の病気や男性特有の病気の検査をしたりします。それから過去の病気や、家族が持ってる病気の話とか。運動してるかとか、お酒をどのくらい飲むとか、タバコ吸うかとか。そういった情報を全部記録して管理してくれています。そして次行った時に「あの話はどうだったの?」と聞かれたりします。「ついでに、インフルエンザワクチン打っとく?」と言われて打ちました。

1年間予約を入れなかったら、「1年も来てないじゃないの!」とびっくりされたりします。ですので、健康でもどうぞ遠慮せず行ってください。

そういうことで、PCP決めなくてもいい保険の人ならいいですが、PCPを必要な保健の人はPCP決めてください。

関連ブログ
健康保険の割引制度

Tuesday, December 2, 2008

第14回勉強会 第1部 エレベーターピッチの作成

今回の勉強会ではエレベーターピッチ(1分間で自分を売り込む)を作成して皆で披露しました。

よく英語をしゃべる人は英語で、日本語でしゃべる人は日本語で作りました。みなそれぞれターゲットを決めてしゃべりました。

勉強会で出てきた意見を列挙します。
1.1分間は結構短い。
2.自分の所属とタイトル(ポスドクやってます)とかよりも、どんなことを目的としてやっているか、何を達成したかを話したほうがよい。確かに「私は○○大学の教授です!」という人はいない。それよりも「こんな研究してます」と言うほうがよい。やはり日本人は出身大学と上下関係を気にするということか。
3.話す相手(例えば両親とか、サイエンスをしている人とか、同じ分野の人とか)により、話す内容が変わってくる。
4.日本人はやっていることを正直に言うが、アメリカ人みたいに大げさに言うほうがいいという意見もあった。
5.まずバックグランドを話して、そしてその後具体的な話をしていくほうがよい。たとえ1分間でも最初から細かい話で始まると、最後まで聞かなくなる。
6.病気に研究をしている人は、病気の話をしたほうが話をはじめやすい。
7.英語でしゃべる場合、発音しにくい単語はなるべく避ける。 
8.書く英語としゃべる英語は違うので、英語で原稿を作った場合は、注意したほうがいい。とりあえず原稿を作ってみて、しゃべってみて、わかりにくいと思ったら、口語英語に変えていくといい。
9.PhDのみの人は、MD(医者)あるいは企業出身の人よりも作成に苦労する。要するに、PhDの人たちは、わかる人たちのみでしかしゃべらない、あるいはしゃべろうとしたことがないのかもしれない。MDの人たちは患者さんにしゃべっているので、噛み砕いてしゃべる訓練ができており、企業出身の人は、就職活動でいろいろ鍛えられたらしい。 

参考
Nature PodcastScience Podcastは結構役に立ちます。
サイエンスに興味がある一般人向けに出来ています。あるいは、一般人向けのネタしか流してないのかもしれませんが。

説明の仕方が結構上手で、「このタンパクがないマウスで」という風に話していました。普通なら「ノックアウトマウス」とか、専門用語を使ってしまいそうなところです。

パーティで勉強会で作ったエレベーターピッチを試してみました。作ったという安心感があるからか、結構効果がありました。

1分間は、ただのとっかかりです。とりあえず話してみて、そこから相手が興味とあわせて話が発展していきます。

エレベーターピッチ、どうぞ作って飲み会とかで試してください。