Wednesday, December 19, 2007

出産・育児ミニ勉強会

11月に行われた出産・育児ミニ勉強会の報告です。
1. 基礎知識(出産・育児について予め知っておきたいこと)
研究者の妻たちへ〜子供を連れてアメリカ留学

2. 住む場所に気をつけること
*教育やDaycare環境はCity/Townによって違う
*ボストンの古いアパートメント(塗料に鉛が含まれていた時代のもの)は避けるべき
*知り合い、家族、友人などのセイフティネットを作ること。いざというときに頼める人が周りに居るのは心強い。

3. 子供を預ける場所(選ぶ基準など)&Daycareに掛かる費用
Harvard University Office of Work and Family
金額は、
$1855/month〜 (これは安いほうらしい)
Nannyは$15/hr〜
値段と質は比例する。
Daycareを選ぶときは、足を運んで実際にチェックすること
職場・自宅・Daycareを結んでできる3角形が小さければ小さい程、移動距離が少なく負担が少ない
職場のDaycareに預けたいときは妊娠した直後に連絡してWaiting listに加えてもらう。

4. 仕事との折り合い(産休、給料など)
Federal Lawでは、FMLA(Family Medical Leave Act)によって、12ヶ月間で12週間、医学上の理由で休みをとる事ができる。ただし、給料については規定はない。
MAでは、 Maternity disability leaveは最長8週とされている。ちなみに、MGHでは、8週間有給での、Maternity disability leaveが認められている。

5.Brest pump
大きな職場では、搾乳室がもうけられており、専用のパーツを購入すると使用できる。Medela社がポピュラー。自宅用などは、手動の物もあるが、電動のものでないと、搾乳はとても大変。保険によって、処方箋で購入できる。

6.援助
WIC (women, infant and children) program
低所得者の母子に対する援助。所得制限があり、それを満たすと、ミルク等の購入ができる食料券(カード)がもらえる。

7. Parents in a pinch
緊急時のベビーシッター

8.Tax(子供を持つとどんな控除があるか?)
子供一人につき、3300ドル控除(2006年)
Dependent Care Accountで給料から一定額(年間5000ドル程度)をPre-taxで取り分けられる。
参考 アメリカ公認会計士 若菜雅幸氏のHP

9. ボストン日本語学校
毎週土曜日午前中にクラスがある
日本語書籍を置く図書館は誰でも利用可能

10. ボストン日本人会 (Japanese Association of Greater Boston)
日本人家族対象のイベント・情報交換
日本語学校の授業料割引
会費必要

Saturday, November 17, 2007

「研究者とその家族のためのパーソナル・ファイナンス講座」リタイアメントプラン 続き

第3回に引き続き、ゲストとしてリタイアメントプランについてお話しさせて頂きました。今回は前回よりも具体的にプランを選択する方法と、その中でファンドに投資する方法を解説しました。

今回の発表内容
・リタイアメントプランの選び方
403(b)、IRA、Roth IRAなどいくつかのプランから、どのプランにどの程度拠出するのが良いか、解説しました。プラン選択チャートを使い、ケースによってどのように決定していく方法をご紹介しました。

・投資先のバランス
米国での一般的なリタイアメントプランでは、どのような資産クラスに資金を割り振るか、2つの一般的な手法を紹介しました。この手法が次項のファンド選びで重要になることを解説しました。

・ファンド選びの実際
前回の参加者から頂いた実在の研究機関でのリタイアメントプランを取り上げ、ファンド選びの具体例を示しました。TIAA-CREFのように選択肢が少ない場合でも、Fidelityのようにファンドが多岐にわたる場合でも、1〜3程度のファンドを選べば上記の2つの手法のどちらかを実現できることを示しました。

感想
今回、お話させて頂いた内容は一般論、つまりアメリカで暮らし続ける人が前提でした。しかし、参加者の皆さんは数年後には日本に帰られる、もしくは予定がはっきりしない方も多く、機会があれば、そういった状況に合う方法をご紹介したいと思います。

Thursday, October 11, 2007

健康保険の割引制度

健康保険には、いろいろな割引制度があります。例えば、保険会社指定のフィットネスセンターに通っている人は、健康保険会社から援助してもらえることがあります。

各健康保険会社の例
Harvard Pilgrim
Tufts Health Plan
Blue Cross Blue Shield

Harvard Pilgrimで受けられる割引制度は以下の通りです。
Fitness
• Health clubs and other fitness options
• $150 fitness reimbursement

Products
• Bicycle helmets
• Cambridge SoundWorks®
• Child health and safety products
• Eyewear (including free glasses and contact lenses)
• Fitness videos and DVDs (JustAboutFitness.com)
• Home exercise equipment (Total Fitness)
• Marathon Sports footwear
• Over-the counter medication & health products
• Runner's Alley footwear
• Support Plus™ comfort-oriented items

Programs & Services
• Alternative complementary medicine
(chiropractic, acupuncture, massage therapy, yoga)
• Appalachian Mountain Club
• CareScout eldercare ratings program
• Health education programs and support groups
• Weight Watchers®

このような割引制度は、たいていの健康保険会社にはあると思います。自分の健康保険会社のウェブサイトで確認してください。

Wednesday, September 26, 2007

アメリカでアカデミックで生き残っていくために役立つ情報

1.お勧め本やインターネット情報
a. Making the Right Moves: A Practical Guide to Scientific Management for Postdocs and New Faculty

b. A Ph.D. Is Not Enough: A Guide to Survival in Science
すばらしい本です。ジョブハンティングする時に読んで非常に有益でした。

c. Tomorrow's Professor: Preparing for Careers in Science and Engineering
これは偉大な本です。この本は400ページほどの厚めの本で、とてもcomprehensiveです。ジョブインタビューの中で、こちらの興味を示すためにいろいろ質問すべきだと言いましたが、どういう質問をすべきか(できるか)、CVの書き方等々、微に入り細に入り役立つアドバイスがあります。オファーレターはこういう風に書かれてくるので、その後にどういう交渉をすべきか(できるか)まで説明してくれるのは圧巻です。ジョブハンティングで、この本がなかったらと思うとぞっとします。

d. Writing Successful Science Proposal Andrew J Friedland and Carol L Folt

e. アット・ザ・ヘルム―自分のラボをもつ日のために キャシー バーカー
At the helm by Kathy Barker

f. Iserson's Getting into A residency 

g. 切磋琢磨するアメリカの科学者たち―米国アカデミアと競争的資金の申請・審査の全貌

h. 理系の経営学 宮田 秀明

i. アメリカ・カナダへの医療留学へのパスポート 財団法人 日米医学医療交流財団

j. Make your contacts count by Anne Baber

2.各大学にキャリアアップセミナーなどがあれば参加する。
CVの書き方、グラントの書き方などのセミナーが開催されます。

Saturday, September 22, 2007

第3回 (1)「研究者とその家族のためのパーソナル・ファイナンス講座」 リタイアメントプラン

・米国社会保障と日本国民年金
それぞれの制度の概要と、日米社会保障協定についてお話しました。社会保障は10年、国民年金は25年の加入期間が必要ですが、社会保障協定により、日米の加入期間を合算できるようになりました。

・リタイアメントプランの必要性
社会保障も年金も、将来、自分がどれだけ受給できるか分かりません。自分で拠出(お金を出す)するタイプのリタイアメントプランで老後の収入を確保する必要があります。

・リタイアメントプランの利点
税金の優遇措置と雇用主による拠出が利点です。拠出金や引き出し時にどのように優遇されるか、2つのタイプについて解説しました。また、雇用主の拠出の利点についても解説しました。

・転職、帰国の際にどうするか
転職の場合、リタイアメントプランは自分のものであり、移動が可能です。また、帰国する場合はいくつかの問題があり、日本では米国の非課税措置と関係なく課税される場合があります。

感想
リタイアメントプランは老後も自己責任で収入を確保するという考えに基づいています。今回の発表で、その基本的な考え方をご理解いただけたと思います。

参考リンク
目指せFI www.mezasefi.com
The Internal Revenue Service(米国内国歳入庁) www.irs.gov
About.com retireplan.about.com

Friday, August 31, 2007

グラントの探し方、探してもらい方

アメリカのグラントの検索方法について。
1.大学や研究所のOffice of Sponsored Programs (OSP)に連絡して、探してもらう。

各大学 研究所のHPの例(関係者以外は使えない)
a. Boston University Office of Sponsored Programs
b. UMASS Office of Research and Sponsored Programs
c. UCIrvine Office of Research and Sponsored Projects
d. Harvard University Office of Sponsored Programs
e. Tufts University Office of the Vice Provost

2. グラント検索サイトを利用する。
a. Community of Science (COS)
b. Grants.gov
c. National Science Foundation

3. Automatic E-mail Notificationsに登録する。

4.グラント書き方セミナーに参加する。
大学には、Grant writing seminarがあることがあります。
a. Boston University School of Medicine Office of Research Administration
12/14/06 or 3/2/07
b. MGH Office for Research Career Development
SEPTEMBER 24-25, 2007

その他の情報があるかたは、どうぞ連絡してください。お待ちしております。

Thursday, August 30, 2007

アメリカの大学を狙うジョブハンティング:個人的経験といくつかの助言

アカデミックポジションを得るためのちょっとしたアドバイスをご紹介。


仕事探しの経験談(失敗した年と成功した年)
一般的なプロセス
提出資料の書き方
電話インタビューのポイント
ジョブトークのポイント
インタビューのポイント
その他交渉ごと
スタートアップ資金、ラボスペースなど
もし複数のオファーをもらったらどうするか

今の勤務先でのリクルーティング経験とその実際
成功例と失敗例
おすすめの仕事探し法


感想
たくさんの質問、コメント、補足意見が次々に出てきて、私にも役立つことがあり、楽しかったです。みなさん、次回もぜひお会いしましょう。発起人様、プロモーションをよろしくお願い致します!

ちなみに、来月の第二回は以下の内容を予定しています。
研究戦略
研究内容(質と量)の管理
共同研究
元ボスとの付き合い
できる部下(ポスドクや学生)の発掘と彼らの指導/管理
資金調達と管理
抵抗勢力(?)との闘い

また、第三回の内容はこちら:
テニュアトラックの日々
研究と教育のバランス
教育(teaching duty)のバイアウト
サービス(雑用)との付き合い
同僚との付き合い
テニュア獲得への道
年次評価、昇給など

ブログのコメント
貴重な経験談ありがとうございました。「そうだったのか」とはっとさせられることが多く、皆さんの質問やアドバイスにも自分の視野がいかに狭かったか、ということに気づかされました。第2回目も今から楽しみです。プロモーション、頑張りますので、よろしくお願い致します(笑)。

Sunday, August 26, 2007

第2回勉強会(2)グリーンカード申請まで(EB2(NIW)の場合)

- グリーンカード(Green Card)とは?
10年間のUS Permanent residenceを認可するものであり、保持者はUS citizenshipにApplyできる。1年間に6ヶ月未満のInternational Tripが可能で、さらに長期のUS外滞在にはRe-entry permit (1年以上2年未満)or Returning Resident (SB-1) Visaという手段もある。H1-Bビザは発給数が少なく最長6年であること、グラント申請に必要なこと、職を失っても職探しの間滞在できることなどが申請する理由になった。Green Card Lotteryで取得する方法もある。Plastic cardの有効期限は10年間だが、カードの期限切れとともにstatusがexpiredすることはない。一定の条件を満たし(居住、犯罪など、情報はWelcome packageのインストラクション参照のこと)ているかぎり永住できる。


- Green Card取得のステップ
Step 1: Labor certification
Step 2: Petition for Immigrant Worker
Step 3: Application for Greencard

- Employment Based Green Cardのカテゴリー
■EB-1: Priority Workers
■EB-2: Professionals with advanced degrees or persons with exceptional ability
■EB-3: Skilled or professional workers
■EB-4: Special Immigrants
■EB-5: Investors (Employment creation)

Ph.D./MDを保持する研究者に該当するカテゴリーは
■EB1-EA:Sciences, art, education, business or athleticsにおいてExtraordinary abilityを有する人
■EB1-OR:Outstanding professors or researchers
■EB2(NIW): National Interest Wavier

の3つがある。一般的にポスドクはEB1-EA又はEB2(NIW)に該当し、雇用主又はself-sponsorによる申請が行うことが多い。Step1が省略できるため、取得に掛かる時間は1年以内〜2年とEB3に比べて短い(EB3は約3〜7年)。提出書類はI-140+Supporting letters, I-485が基本。


- 良いLawyerの見分け方
全米どの州のLawyerを通してもGreen Cardは申請できるため、e-mail&電話のやり取りのみで申請を行うのが普通。Lawyerは知り合いにreferしてもらうことが多い。複数のLawyerにコンタクトを取り、無料コンサルティングを受け、見積書を出してもらう。所属する機関によっては専属のLawyerが居るので、問い合わせてみると良い。Supporting lettersのドラフトも書いてもらえるLawyerも居るので、比較検討が必要。

- 費用の実例(EB2(NIW)の場合)
2〜3回に分けて費用を支払うのが一般的。初回は$3,000ほどで(弁護料+申請料金)、I-485を出した時点又は成功した時点で残りを支払うことが多い。合計$5,000-8,500とLawyerによって幅がある。家族分は更にこれに追加料金が掛かり、Work Permitなどの追加申請書類には各料金が掛かる。

感想
Supporting lettersの件でずいぶん頭を悩ましていましたが、Lawyerによってはドラフトを作成してくれ、更にそれを相手に送ってくれるので、相手にはサインをしてもらうだけ、ということを知り、精神的に楽になりました。ポスドクにとっては非常に大きい額の支払いになるので、早めにGreen Cardを申請するかどうか、考えておくと良いと思います。また政府の方針がいつ変わるかわかりませんので、上記の情報が常に正しいとは限りません。必ずLawyerに相談してください。

なお発表時に使用したパワーポイント資料(pdf書類)はグループのファイルにアップロードしてあります。

参考リンク
Lawful Permanent Residence ("Green Card")@USCIS
United States Immigration Supports
*注意:このページはU.S. Governmentのページではありません*
Immihelp.com/Green card
冨田法律事務所
Immigration Tips for Foreign-Born Researchers@ScienceCareers.org

Tantawan Cuisine/Thai

Tantawan Cuisine
356 Arsenal St
Watertown, MA 02472-2892
Phone: (617) 926-8371

第2回勉強会後のランチに利用しました。地元の人気店のようで平日は混んでいますが、土日は人が少なく快適です。8〜10人ぐらいでもテーブルを作ってくれますし、専用駐車場(5台ほど)があるので良く利用します。美味しい上に値段もリーズナブルで、Pad Thai、Fried Rice, Thai Curry各種が人気メニューのようです。

Saturday, August 4, 2007

「就職活動に役立つリンク集」 企業編

登録型Job search sites (US中心)
ScienceCareers.org
Science/AAASのJob site。Career Developmentは読み応え有。

NatureJobs
NatureのJob site。Career Magazineは読み応え有。

Monster.com
業種のカバー範囲が広い。

CareerBuilder
業種のカバー範囲が広い。

TheScientist/Careers
サイエンティスト専用のキャリアサイト。

ScienceJobs.org
The Journal of American ScienceのJob site。

Biology/Life science向け(US中心)
Biospace
Biotech企業を中心としている。規模が大きい。

Bio.com

BioPortfolio

ネットワーキング
BioTech Tuesday
毎月火曜日にボストンで開かれる会。BioTech企業、Agentとのネットワーキングに最適。名刺を持っていき、積極的に話しかけるのがコツ。

日本企業など
jREC-IN
研究者人材データーベース。登録型。

BioTechnology Today 人財(求人)サイト
バイオ関連企業、ベンチャー企業、大学・公的機関などの求人が充実。

リクルートエージェント
研究関連以外の職を探す場合は転職サイトで。

[en]社会人の転職情報
時々医療系の求人がある。コンサルタント、アナリスト系もある。

リクナビNEXT
登録しておくと、連絡が来る。

日経キャリアNET
登録しておくと、たまに結構いい職の案内が来る。

Thursday, August 2, 2007

「就職活動に役立つリンク集」 アカデミア編

1.日本での職さがし
a. JREC-IN (研究者人材データベース)
b. Biotechnology Japan
求人情報ポータル「人材」をクリックすると情報が見れる。
メールマガジンに登録すると、毎週人材募集情報が送られてくる。

c. Nature Asia-Pacificから送られてくる「求人・会議案内情報」
登録方法は、左上の「無料コンテンツ登録」から自分の情報を入れ、「科学関連 求人情報」にチェックを入れる。
また、ページの右下の「ジョブ・イベント」のJOBSをクリックしても情報が得ることができる。

2.アメリカなど、日本以外の職さがし
a. Nature Job 
Natureが運営しているサイト
CAREER MAGAZINEのページもお勧め。

b. ScienceCareers.org
Scienceが運営しているサイト。設定すると毎週求人情報が送られてくる。
Careers Basics Bookletは一見の価値あり。
ちなみに、アメリカのポジション情報は冊子のほうが多いので、購読をお勧めする。

c. ScienceJobs.com


d. Science Jobs.org
「アカデミア編」とタイトルに書きましたが、企業の仕事も検索できます。

その他、就職活動のサイトをご存知の方は、連絡ください。情報をお待ちしております。

Thursday, July 26, 2007

スカイプで電話しよう

スカイプは、コンピューターを経由した電話です。
くわしくは、こちらへ。

1. 料金(2007年7月現在)
a. Skype同士が無料。
b. Skypeから普通の電話にかけるときはSkypeOutを利用する。
接続手数料 ¢3.9
日本の固定電話への通話料金 $0.023/min
日本の携帯への通話料金 $0.154/min
アメリカ国内電話へは、1年$29.95でかけ放題

c. 普通の電話からSkypeで電話を受ける場合は、SkypeInを利用する。
アメリカ固定電話番号を作る場合は3ヶ月$18、1年$60になる。

2. 必要なもの
a. Windowsの場合
Windows Windows 2000またはXP
b. Macintoshの場合。
Macintosh computer with G3, G4, G5, or Intel processor
Mac OS X v 10.3.9 (Panther) or newer
128 MB RAM
75 MB free disk space on your hard drive

c. High Speed Internet

d. コンピューターにつなぐマイクあるいはヘッドホン、またはビデオカメラ。WiFiの環境ならば、WiFiテレフォン。

3. ダウンロード
スカイプは日本語版はここからダウンロードできます。
英語版はこっち
指示に従って、自分の情報を入力する。

4. 料金の支払方法
クレジットカード、Paypalを含め多々あり。
最近Walmartでプリペイドカードが購入できるようになった。

5. 他のSkypeの人を、自分のアドレス帳から探す。
a. 「ツール」をクリックする.
b. 「コンタクトをインポート」をクリック。
c. 自分の使用しているメールソフトの情報を入力する。
d. 自分の連絡したい人に連絡する。Skypeを持っていない人は招待する。
(Skypeは登録してあるe-mailアドレスをメールソフトの情報と照らし合わせて「Skypeを使っているかもしれない人」と探し出していると思われます。)

6. その他
a. 去年SkypeOutを試したときに比較して、格段に音声が良くなっている。
b. 10人まで同時にしゃべることができる(会議機能)。
c. 会議機能は、別に電話とコンピューターでも問題ないらしい。
d. 会議機能の場合は、ビデオカメラは使えない。

7. 他のサービスとの比較。(まだしたことがない)
a. Windows live messenger
b. Yahoo messenger

第1回勉強会(2) K99/R00 (NIHのグラントについて)

今回はK99/R00について簡単に発表しました。
(「簡単に」なのは、まだ発表者がまだ全容を把握していないからです)

K Kiosk
ポスドクからPI(principal investigator)になるまでの期間に使用されるグラントである。K99/R00はそのうちのひとつである。

1.主な内容。
a. 最高5年
前半の2年間はメンターつきの下積み期間。(Kシリーズはメンターつきのグラント)
後半の3年間は、独立してPIになる。(RシリーズはPIのためのグラントなのでR00という名前がある)
Tenure-trackつきのPI (Assistant professor) にならないと、後半の3年分はもらえない。
給料込み。給料は取ってないので不明だがポスドクより多いはず。
b. 年間約150 人らしい。採択率約10%。
c. 6月、10月、2月の年に3回応募できる。
d. 過去の取得者を見る限り、天才あるいは秀才の人のみ。
(それでも、他に応募できるものがないから発表者は応募します)
e. 現時点で日本人がいない。

2.応募資格
a. Kシリーズでcitizenship無しでも応募できる唯一のグラント。Citizenship (Green card)ありの場合は他のがたくさんある。
b. PhDあるいはMDを取得してから研究を始めて5年以内でないと応募できない。
c. Committeeに参加できるほどの人(Assistant professor以上)は応募できない。

3.必要書類
a. 自分について、The candidate
b. これからの研究について。研究計画 (Specific aims)はデータ入りである。この研究がR01のようにデータが十分必要かどうかは不明。
このaとb が25ページになる。
c. 推薦書3通。
d. メンターは、今までPIになった人を出した人以外はなれない。メンターからの手紙必要。メンターは数人いてもよい。
e. 共同研究の場合、その人からの手紙も必要。
4. その他もろもろ。(まだ把握していない)
現在のところ郵送することになっている。そのうちElectric submitをするらしい。
各大学のGrant Officeに「K99/R00を応募する」ということを連絡する。

4. 注意点
2ヶ月ぐらいでは終わらないので、余裕を持って挑んでください。(発表者は終わらずに挫折しました。次回。。。。)

5. 参考資料
K99/R00のページ
(Key Datesを見てあたらしいものを確認すること)
K99/R00申請書類
R01と大体同じ書類だが、K99に必要でないものと必要なものが混じっているので、最初にふるい分けが必要。

島岡さんのブログ ハーバード大学医学部留学・独立日記「全米トップ50のポスドクは"専門バカ"ではない」
NIHのCareer Award Wizard

6. 備考
Green cardを持っている場合は、K01に応募でき、これは採択率約30%であり、「研究始めて5年以内」というような制限はないらしい。

Monday, July 23, 2007

第1回勉強会(1) Dental Insurance

発表内容
今回は各自のDental Planについてディスカッションしました。
私の場合、研究所のBenefitの一つとして、BlueCross BlueShieldDental Blue Program 2 (Orthodontic Coverage)に入ることができました。$25/monthを9ヶ月支払うことで(研究所が$25を出してくれ、年間$250のプランになっている)、保険でカバーされる治療は年間$1,000分、保険会社が支払ってくれます。保険で100%治療費がカバーされた場合、自分で支払うのはco-paymentだけです。

通常のメンテナンス(consalting, cleaning, X-rayなど)は100%保険でカバーされ、親知らずを抜いたり、小さな虫歯を削ったり、Amalgamという銀の詰め物をするような治療は80%のカバーです。

これはあくまでも私の例です。必ずご自分の所属する大学・研究所・会社のHuman Resourcesに問い合わせ、確認を取ってください。

酷い虫歯になり、根幹治療(神経を抜く)を行い、ブリッジ(両側の歯で支える差し歯)やクラウン(残った歯の上に人工歯をかぶせる)を作ったり、インプラント(顎骨に金属土台を埋め込み人工歯をかぶせる)の治療を受けたりすると、保険でほとんどカバーされずトータルで約$1000~3000の治療費が掛かることがあります。

感想
各自のプランを見てディスカッションした結果、やはりできるだけ早く保険に入り、定期的なメンテナンスを受けて、虫歯は小さいうちに治療してしまうのが一番ということになりました。Planによっては保険料を支払い始めてからある一定の期間が経たないと、実際に治療費が保険から支払われないということがあるそうです。お気をつけ下さい。

大学に所属している方は、自分の所属する大学のDentalに行くと安くなったり、学生さんにやってもらうと無料になることもあるそうです。

最近、日本でもクラウン・ブリッジ・インプラントなどの治療は受けられるそうですが、保険外の治療が多く、同じように高額の治療費が掛かるようです。日本人で30〜40代の方は、歯科治療として日本で定期メンテナンスを受けてきていないので、虫歯率が非常に高く、しかも虫歯が酷くなってから歯医者に行くので最悪な状態になるようです(治療費も高く、入れ歯になる確率高し)。

もし日本に帰国する予定があるようでしたら、どちらで治療を受けた方が良いかどうか考えるのも良い手かもしれません。

しかしどちらにしても、定期的なメンテナンスが大事のようですね!

■歯科用語
Root canal therapy:根幹治療
Orthodonic:歯列矯正
Amalgam filling:銀の詰め物
Crown:クラウン(人工の差し歯)
Bridge:ブリッジ(両側の歯で支える人工差し歯)
Implant:インプラント(顎骨に金属土台を埋め込み人工歯をかぶせる治療)

参考リンク
■歯医者の評判を調べるには?
The Good Dentist Guide - Boston, Massachusetts@DR. Oogle
Dental Plans@Boston University
BUで受ける歯科治療・保険についてまとめられている。各歯科治療の料金表が参考になりそう。
料金表国際ビル歯科
インプラント 専門サイト「インプラントネット」
東京予防歯科研究会

ボストン歯医者リスト
Yamamoto & Associates
1400 Centre St., Suite 103
Newton Centre, MA 02459
(617)-964-0063 (English)
(617)-332-7947 (Japanese)

Sunday, July 22, 2007

プロ研の世話人(アイウエオ順)

荒井 健 Instructor, Massachusetts General Hospital

荒井 純子 Tufts University JaRAN幹事

浜田 智代 Postdoctral Research Fellow, Boston Biomedical Research Institute、JaRAN幹事

林 千絵 Postdoctral Research Fellow, Boston University School of Medicine

安田 圭 Instructor, Boston University School of Medicine

「プロ研究者への道」とは?

プロ研は解散しました。

「プロ研究者への道」は北米に長期滞在しているポスドクを中心とした、研究者の為のグループです。自分たちの経験・知識・情報をお互いに提供しあい、ともに勉強していきます。

主な活動はメーリングリストやブログで行い、月1回勉強会を行っています(第3土曜日、午前10時〜12時)。勉強会会場はBoston, MAです。


目的:
北米で長期滞在を考える研究者の
(1)生活環境をより良いものにする
(2)キャリアを発展させる
主なトピックスは生活情報(保険、リタイアメントプラン、税金、ビザ、グリーンカード取得など)から研究費の取り方・就職活動まで多岐に渡ります。勉強会では各自調べてきたこと・経験などを発表し合います。

メンバー:

ポスドクが中心ですが、Instructor、PI、企業で研究に携わる方、研究者の家族、大学院生など「情報をシェアし、ともに勉強していく」という趣旨に賛同してくださる方なら誰でも参加できます。

JaRANとの関係:
ボストンにはJaRAN (Japanese Researchers' Academic Network
of Greater Boston)
と呼ばれる大規模な研究者ネットワークが存在しています。「プロ研究者への道」というグループはJaRANに協力していく予定です。

現在、「プロ研究者への道」の世話人がJaRANの幹事として参加しています。大人数を対象とするセミナーなどの企画があれば、場所確保・アナウンスなどの協力を世話人の方からJaRANにお願いし、グループで蓄積された情報は、公開可能なものはできるだけJaRANのWeb siteで公開する予定になっています。

「プロ研究者への道」
メンバー ← → メンバー
知識・経験のシェア

イベント・セミナーの手伝い ↓ ↑ 勉強会のセッティング

世話人/JaRAN幹事

イベント・セミナーの企画  ↓ ↑ セミナー会場・Web siteの提供
蓄積された情報の公開        アナウンス
JaRAN

グループについて:
2007年6月23日 ミーティング・「プロ研究者への道」スタート
メンバー数:12人(2007年7月21日)
28人(2007年10月13日)
43人(2008年02月20日現在) 
64人(2008年11月1日現在)