Saturday, November 17, 2007

「研究者とその家族のためのパーソナル・ファイナンス講座」リタイアメントプラン 続き

第3回に引き続き、ゲストとしてリタイアメントプランについてお話しさせて頂きました。今回は前回よりも具体的にプランを選択する方法と、その中でファンドに投資する方法を解説しました。

今回の発表内容
・リタイアメントプランの選び方
403(b)、IRA、Roth IRAなどいくつかのプランから、どのプランにどの程度拠出するのが良いか、解説しました。プラン選択チャートを使い、ケースによってどのように決定していく方法をご紹介しました。

・投資先のバランス
米国での一般的なリタイアメントプランでは、どのような資産クラスに資金を割り振るか、2つの一般的な手法を紹介しました。この手法が次項のファンド選びで重要になることを解説しました。

・ファンド選びの実際
前回の参加者から頂いた実在の研究機関でのリタイアメントプランを取り上げ、ファンド選びの具体例を示しました。TIAA-CREFのように選択肢が少ない場合でも、Fidelityのようにファンドが多岐にわたる場合でも、1〜3程度のファンドを選べば上記の2つの手法のどちらかを実現できることを示しました。

感想
今回、お話させて頂いた内容は一般論、つまりアメリカで暮らし続ける人が前提でした。しかし、参加者の皆さんは数年後には日本に帰られる、もしくは予定がはっきりしない方も多く、機会があれば、そういった状況に合う方法をご紹介したいと思います。