Sunday, July 20, 2008

第10回勉強会 第2部 「グラントプロポーザルはどうレビューされているのか:NSFの例」

今回は、NSF(National Science Foundation)のパネル(審査委員会)に参加した方から、経験談を話していただきました。

グラントプロポーザル 失敗のパターン
・Research questions/issues/aimsのどこが新しいのか不明瞭、説得力不足
・Questions/issues/aimsに対するアプローチ、メソッドが不明瞭、 説得力不足
・ストーリー(significance)の説得力不足
・既存のグラントプロジェクトとの差異が不明
・提案するアプローチ、メソッドに対する経験、実績不足
・予備結果の不足、説得力不足
・重要論文の参照不足
・予算の使用方法が不明 あるいは欲張りすぎ。
・複数PIsの協調方法が不明
・Broader impactsの不足
・サポーティングレター
・マイノリティ(underrepresented groups)の取り込みが行われていない。

Tips
(1) PIになる前に。。。
・プロポーザルライティングの経験をできるだけ積む。
・プロポーザルを読ませてもらう。
・プログラムディレクターと知り合いになる。会う、話す、質問する。

(2) PIになった後。。。
・プログラムディレクターと知り合いになる。会う、話す、質問する、相談する
・グラントハンティングで成功している人と知り合いになる。一緒にプロポーザルを書く。コメントをもらう。成功したプロポーザルを読ませてもらう。

参考リンク・文献
・BTJジャーナル 研究者キャリアパス日米比較 
第7回 研究資金の申請と審査(前編)
第8回 研究資金の申請と審査(中編)
第9回 研究資金の申請と審査(後編)
NIH (National Institute of Health) 
R01のサンプル
グラントレビュー公開ビデオ 
Writing Successful Science Proposals
Getting Funded: The Complete Guide to Writing Grant Proposals


過去のブログ
第1回勉強会 報告 K99/R00グラントについて

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