Friday, August 31, 2007

グラントの探し方、探してもらい方

アメリカのグラントの検索方法について。
1.大学や研究所のOffice of Sponsored Programs (OSP)に連絡して、探してもらう。

各大学 研究所のHPの例(関係者以外は使えない)
a. Boston University Office of Sponsored Programs
b. UMASS Office of Research and Sponsored Programs
c. UCIrvine Office of Research and Sponsored Projects
d. Harvard University Office of Sponsored Programs
e. Tufts University Office of the Vice Provost

2. グラント検索サイトを利用する。
a. Community of Science (COS)
b. Grants.gov
c. National Science Foundation

3. Automatic E-mail Notificationsに登録する。

4.グラント書き方セミナーに参加する。
大学には、Grant writing seminarがあることがあります。
a. Boston University School of Medicine Office of Research Administration
12/14/06 or 3/2/07
b. MGH Office for Research Career Development
SEPTEMBER 24-25, 2007

その他の情報があるかたは、どうぞ連絡してください。お待ちしております。

Thursday, August 30, 2007

アメリカの大学を狙うジョブハンティング:個人的経験といくつかの助言

アカデミックポジションを得るためのちょっとしたアドバイスをご紹介。


仕事探しの経験談(失敗した年と成功した年)
一般的なプロセス
提出資料の書き方
電話インタビューのポイント
ジョブトークのポイント
インタビューのポイント
その他交渉ごと
スタートアップ資金、ラボスペースなど
もし複数のオファーをもらったらどうするか

今の勤務先でのリクルーティング経験とその実際
成功例と失敗例
おすすめの仕事探し法


感想
たくさんの質問、コメント、補足意見が次々に出てきて、私にも役立つことがあり、楽しかったです。みなさん、次回もぜひお会いしましょう。発起人様、プロモーションをよろしくお願い致します!

ちなみに、来月の第二回は以下の内容を予定しています。
研究戦略
研究内容(質と量)の管理
共同研究
元ボスとの付き合い
できる部下(ポスドクや学生)の発掘と彼らの指導/管理
資金調達と管理
抵抗勢力(?)との闘い

また、第三回の内容はこちら:
テニュアトラックの日々
研究と教育のバランス
教育(teaching duty)のバイアウト
サービス(雑用)との付き合い
同僚との付き合い
テニュア獲得への道
年次評価、昇給など

ブログのコメント
貴重な経験談ありがとうございました。「そうだったのか」とはっとさせられることが多く、皆さんの質問やアドバイスにも自分の視野がいかに狭かったか、ということに気づかされました。第2回目も今から楽しみです。プロモーション、頑張りますので、よろしくお願い致します(笑)。

Sunday, August 26, 2007

第2回勉強会(2)グリーンカード申請まで(EB2(NIW)の場合)

- グリーンカード(Green Card)とは?
10年間のUS Permanent residenceを認可するものであり、保持者はUS citizenshipにApplyできる。1年間に6ヶ月未満のInternational Tripが可能で、さらに長期のUS外滞在にはRe-entry permit (1年以上2年未満)or Returning Resident (SB-1) Visaという手段もある。H1-Bビザは発給数が少なく最長6年であること、グラント申請に必要なこと、職を失っても職探しの間滞在できることなどが申請する理由になった。Green Card Lotteryで取得する方法もある。Plastic cardの有効期限は10年間だが、カードの期限切れとともにstatusがexpiredすることはない。一定の条件を満たし(居住、犯罪など、情報はWelcome packageのインストラクション参照のこと)ているかぎり永住できる。


- Green Card取得のステップ
Step 1: Labor certification
Step 2: Petition for Immigrant Worker
Step 3: Application for Greencard

- Employment Based Green Cardのカテゴリー
■EB-1: Priority Workers
■EB-2: Professionals with advanced degrees or persons with exceptional ability
■EB-3: Skilled or professional workers
■EB-4: Special Immigrants
■EB-5: Investors (Employment creation)

Ph.D./MDを保持する研究者に該当するカテゴリーは
■EB1-EA:Sciences, art, education, business or athleticsにおいてExtraordinary abilityを有する人
■EB1-OR:Outstanding professors or researchers
■EB2(NIW): National Interest Wavier

の3つがある。一般的にポスドクはEB1-EA又はEB2(NIW)に該当し、雇用主又はself-sponsorによる申請が行うことが多い。Step1が省略できるため、取得に掛かる時間は1年以内〜2年とEB3に比べて短い(EB3は約3〜7年)。提出書類はI-140+Supporting letters, I-485が基本。


- 良いLawyerの見分け方
全米どの州のLawyerを通してもGreen Cardは申請できるため、e-mail&電話のやり取りのみで申請を行うのが普通。Lawyerは知り合いにreferしてもらうことが多い。複数のLawyerにコンタクトを取り、無料コンサルティングを受け、見積書を出してもらう。所属する機関によっては専属のLawyerが居るので、問い合わせてみると良い。Supporting lettersのドラフトも書いてもらえるLawyerも居るので、比較検討が必要。

- 費用の実例(EB2(NIW)の場合)
2〜3回に分けて費用を支払うのが一般的。初回は$3,000ほどで(弁護料+申請料金)、I-485を出した時点又は成功した時点で残りを支払うことが多い。合計$5,000-8,500とLawyerによって幅がある。家族分は更にこれに追加料金が掛かり、Work Permitなどの追加申請書類には各料金が掛かる。

感想
Supporting lettersの件でずいぶん頭を悩ましていましたが、Lawyerによってはドラフトを作成してくれ、更にそれを相手に送ってくれるので、相手にはサインをしてもらうだけ、ということを知り、精神的に楽になりました。ポスドクにとっては非常に大きい額の支払いになるので、早めにGreen Cardを申請するかどうか、考えておくと良いと思います。また政府の方針がいつ変わるかわかりませんので、上記の情報が常に正しいとは限りません。必ずLawyerに相談してください。

なお発表時に使用したパワーポイント資料(pdf書類)はグループのファイルにアップロードしてあります。

参考リンク
Lawful Permanent Residence ("Green Card")@USCIS
United States Immigration Supports
*注意:このページはU.S. Governmentのページではありません*
Immihelp.com/Green card
冨田法律事務所
Immigration Tips for Foreign-Born Researchers@ScienceCareers.org

Tantawan Cuisine/Thai

Tantawan Cuisine
356 Arsenal St
Watertown, MA 02472-2892
Phone: (617) 926-8371

第2回勉強会後のランチに利用しました。地元の人気店のようで平日は混んでいますが、土日は人が少なく快適です。8〜10人ぐらいでもテーブルを作ってくれますし、専用駐車場(5台ほど)があるので良く利用します。美味しい上に値段もリーズナブルで、Pad Thai、Fried Rice, Thai Curry各種が人気メニューのようです。

Saturday, August 4, 2007

「就職活動に役立つリンク集」 企業編

登録型Job search sites (US中心)
ScienceCareers.org
Science/AAASのJob site。Career Developmentは読み応え有。

NatureJobs
NatureのJob site。Career Magazineは読み応え有。

Monster.com
業種のカバー範囲が広い。

CareerBuilder
業種のカバー範囲が広い。

TheScientist/Careers
サイエンティスト専用のキャリアサイト。

ScienceJobs.org
The Journal of American ScienceのJob site。

Biology/Life science向け(US中心)
Biospace
Biotech企業を中心としている。規模が大きい。

Bio.com

BioPortfolio

ネットワーキング
BioTech Tuesday
毎月火曜日にボストンで開かれる会。BioTech企業、Agentとのネットワーキングに最適。名刺を持っていき、積極的に話しかけるのがコツ。

日本企業など
jREC-IN
研究者人材データーベース。登録型。

BioTechnology Today 人財(求人)サイト
バイオ関連企業、ベンチャー企業、大学・公的機関などの求人が充実。

リクルートエージェント
研究関連以外の職を探す場合は転職サイトで。

[en]社会人の転職情報
時々医療系の求人がある。コンサルタント、アナリスト系もある。

リクナビNEXT
登録しておくと、連絡が来る。

日経キャリアNET
登録しておくと、たまに結構いい職の案内が来る。

Thursday, August 2, 2007

「就職活動に役立つリンク集」 アカデミア編

1.日本での職さがし
a. JREC-IN (研究者人材データベース)
b. Biotechnology Japan
求人情報ポータル「人材」をクリックすると情報が見れる。
メールマガジンに登録すると、毎週人材募集情報が送られてくる。

c. Nature Asia-Pacificから送られてくる「求人・会議案内情報」
登録方法は、左上の「無料コンテンツ登録」から自分の情報を入れ、「科学関連 求人情報」にチェックを入れる。
また、ページの右下の「ジョブ・イベント」のJOBSをクリックしても情報が得ることができる。

2.アメリカなど、日本以外の職さがし
a. Nature Job 
Natureが運営しているサイト
CAREER MAGAZINEのページもお勧め。

b. ScienceCareers.org
Scienceが運営しているサイト。設定すると毎週求人情報が送られてくる。
Careers Basics Bookletは一見の価値あり。
ちなみに、アメリカのポジション情報は冊子のほうが多いので、購読をお勧めする。

c. ScienceJobs.com


d. Science Jobs.org
「アカデミア編」とタイトルに書きましたが、企業の仕事も検索できます。

その他、就職活動のサイトをご存知の方は、連絡ください。情報をお待ちしております。